worldcreator~世界の創造者

□第一章仕組まれた事件
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案の定家には誰もいなくてがらんとしてた。

陽向「くそ、母さんは、必ず俺が助ける‥‥」

リビングに入ると、帰った時には気づかなかったのだろう。机の上に今日の飯と手紙が置いてあった。
陽向「あ?んだこれ。母さんの字だ。」

そこには‥
陽向、おかえりなさい。今日も疲れたでしょ。ご飯食べてね。母さんは今日多分もう病院かな‥私は狙われていたの、正確にはピアスがね。いきなり何か分かんないだろうけど聞いてね。もう、夜乃先生には聞いたかな?私達、春井家には不思議な力があるのはもう言ったわね。あの力はピアスを持った者にしか使えないの。それに練習もしないとね。私はもう練習には付き合えないかもしれないけど夜乃先生に頼んであるから。先生を頼りなさい。あと、あそこの娘さんもまだ、力が使えないはずだから一緒に練習するのよ。私達春井家は代々、太陽神アーケンラーヴの力によってこの能力が、備わってた。でも、最近その力が弱まっていてね。多分もう分かるだろうけどそこを突かれて私は襲われたんでしょう。けれども、私はそのピアスの守護者ではないのよ。本当の守護者は貴方のお父さんよ。もう、いないけどね。だから、貴方も大丈夫。きっといい守護者になれるわ。頑張ってね期待してるわよっ。 母より
P.S.和室の棚の中に父さんの日記とか、貴方の能力について書いてある本があるわ。気が向いたら読みなさい。

陽向「母さん‥‥分かってたんだね。俺も頑張らなくちゃな。よし、いただきます。」
母さんの飯を夢中で食べた。

(あ、夜乃先生の娘さんっていいんちょーだろ。能力ってことは俺以外にも不思議な能力のあるやつがいるのか‥‥)

陽向「父さんの日記でも見たらわかるかな。」

ご飯を食べ終わり、食器を洗うと俺はすぐさま和室の棚に向かった。
陽向「あっれー、どこだろ。お、この箱なのか‥‥?」

その箱には
[恥ずかしいから絶対見るな。]と
書いてあった。

陽向(こんなの書くから見たくなるんだよ。馬鹿だなー父さんは)ブッハハ

「よし、開けてみよう。」
(カタガタッ
「うわ、汚ったねー。埃だらけじゃん」
(バンッサッサッ
埃を落としてみるとそこには、7人の日記≠ニ書かれていた。
陽向「ん、7人?守護者とかいうのは7人もいるのか。ええっと」
日記を開いてみる。

この日記は7人だけの秘密
7人の神の守護者だけの秘密

陽向(神の ‥‥?守護者‥)

神の守護者とは選ばれし者
7大神から選ばれし特別な者

陽向「どういう意味だ」

春井陽大
俺は必ずこの世界を守る!

陽向「父さんの名前だ。いつだって父さんは俺の憧れだったなあ。かっこいいこと言っちゃって。」

夜乃月光
陽大はいつもほんとうるさいなそういうのはみんなの前で言わないだろ。まあ、嫌いじゃないが。俺もお前と同じ気持ちだしな。

陽向「これって夜乃先生‥?だよな」ハハ

奏多天乃
何言ってるの2人ともほんとバカは困るわ、そんな前提のこと言ってどうするのよ。守ってから何するかでしょ。そうね、私は平和になって欲しいわ。

陽向「誰だろ、まぁいいかな。
んと、日記にはあんまし書いてないなー。能力のことは。こっち見よ」

俺が次に取り出したのは
7大神の守護者≠ニ書いてあるとても古そうな本だ。

陽向(ここには載ってそうだな)

7大神の守護者は7つの一族の者にしかなることは許されない

太陽神アーケンラーヴの守護者
春井一族
月神ブリガンティアの守護者
夜乃一族
天空神ダグデモアの守護者
奏多一族
大地神ダナンの守護者
荘山一族
泉と河の神アエマの守護者
天咲一族
山の神
千路一族
雷の神
柊家一族
この7つの一族にのみ神は力を貸す。
陽向「じゃあ、俺は太陽神でいいんちょーは月神か。んで、能力は‥(ペラペラ お、あった。あれ、でもなんも見えねえな。なんだよこれ。あ、なんか書いてある」


ここからは守護者にしか読むことが出来ない。また、守護者ならば一族が受け継いできた宝を自分の身につけることで見ることができる。

陽向「そういうことか。なら」

ピアスを取り出し身につけてみる
そして、本に目を遣ると

陽向「あれ、みえないけどなあ。ん、なんか聞こえる‥‥」

太陽神アーケンラーヴの守護者よ。お前には傷を癒す能力が備わっている。もう一つ大事な能力がある。それは、仲間を思う事で発揮する力、プロテクト。いわゆる、仲間を守る力だ。そして、お前には並外れた精神力、正義感、魔力がある。強くなりたいのなら仲間を探しなさい。他の6人の守護者は必ずお前の力になるはずだ。
陽向「魔力とかよくわかんねえな。仲間か、1人は見つかってるけどなってくれるかどうか‥‥。そうだ、明日これを学校に持っていけば」

(とりあえず、今日は寝よう。)
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