ハンターハンター
□no.15
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「飯食って帰る?」
「奢ってくれるの?」
「えっ?」
「騙して仕事させたの誰だっけ?」
「…奢るよ」
「さんきゅ」
ヒソカとイルミと小さな街外れのレストランで食事をすまし、埃をかぶったような街を歩く。
「名無しさん、しばらくボクと組まないか♡?」
「なんの仕事?」
「これっといった仕事はないよ♢」
「は?」
「ただ、そばにいてほしい」
「ホンキで言ってるの?」
「あぁ♡」
こくんと頷くヒソカ。
"ヒソカ、名無しさんのこと好きだよ"
ふと、イルミの言葉を思い出した。