ハンターハンター
□no.7
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飛行船
「やっと自由の時間だね♢」
大きく背伸びをするヒソカ。
「イルミ針取ったら?♡」
「言われなくてもそうしてる」
「なんだ、見たかったのに♡」
「名無しさん、この後どうする?」
「うーん、シャワー浴びて寝る」
「そう、」
「イルミは?」
「オレも同じ、シャワー浴びて寝る」
軽く会話をして、それぞれの部屋に向かう。
シャワーを浴びながら、ふと置いてあった時計に目をやる。
寝るには少し早いかと思い、髪を拭き、洋服に着替えると、部屋を出た。
長い廊下を歩いていると、ふと嗅いだことのある匂いがした。
「…、…、…レオリオっ!」
はっとひらめき、2次試験も無事にクリアしていたことにほっとする。
その香水の匂いを辿っていると、太った男が匂いの元から出てきた。
少し怪しいと思いながらも、太った男は無視して、部屋を覗く。
「レオ、リオ…?」
レオリオの隣で眠る青年、綺麗すぎる金色の髪、整った顔立ちに思わず釘付けになる。
はっと我に帰りその横で大きな口を開けて眠るレオリオに目をやる。
「また、寝てんじゃん…」
ぼそっと呟きその場を立ち去った。