HUNTER×HANTER
□締*
1ページ/2ページ
「名無しさん」
行為中、嫌に冷たく妖艶な目が私を捕らえる。
「…ヒソ、カっ」
口の端が持ち上がり、嫌な予感が頭を過る。
大きくて冷たい手が首を掴む。
ぐっ、と力が入り苦しさで顔がゆがんでいく。
「あぁ、最高だよ♡」
「…っ、」
限界、
気を失うギリギリで手が離れる。
「はぁ…っ、」
「ねぇ名無しさん、知ってる?首を締めるとイきやすくなるんだって♧」
「やってみようか?」
いつもの笑みで、いつもの調子でそう言うと、彼のモノが入ってきた。
「んぁっ…!」
もう、これだけでイってしまいそうなのに、冷たい手は首を鷲掴んでゆっくりと締めていく。
快感と苦しさとでおかしくなりそうだった。
涙で滲む目の前には、妖しく艶やかに微笑む顔。
「…っ、ヒソっ…、も、無理…」
「もう?ま、いっか♡いいよ、イって」
目の前が真っ白になり気を失った。