【中編】シェアハウス
□no.4
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「なんの仕事だったの?」
「仕事っていうより、同行?」
「同行?」
「そう、パリストンの」
そう言って再び水の中に入り、イルミを引きずり込んだ。
文句を言いたそうなイルミに笑いかけると、ため息をついてイルミも笑った。
「…びっしょびしょ」
「暑かったからちょうどいいでしょ?」
「ま、そうだね」
髪をかきあげたイルミに水をかけ、押し倒す。
助けを求めるイルミの手を掴むと水の中に引きずり込まれた。
やって、やり返して笑い合った。
「なにやってんの?キミたち♤」
「あっ、「あっ」」