HUNTER×HANTER
□危険なくすり*
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はっと目が覚めると、目の前には妖艶な笑みを浮かべるヒソカ。
夢だったことにホッとし、もう一度眠りにつこうとすると、不意に唇を塞がれ、甘く苦いものが口の中に流れ込む。
「…んっ、はぁ…っ、なに、飲ませたの…?」
「さぁね♤そのうちわかるさ♡」
その言葉のすぐ後、
じんわりと身体が熱くなり、甘く疼き始める。
察しられてはいけない
ふいにそう思い、なんともないふりをして布団の中に潜り込む。
徐々に酷くなっていく、甘い痺れ。
枕に伏せ、漏れてしまいそうな声と、溢れかけている涙を抑えていると、布団がめくられる。
「名無しさん、どうしたんだい?」
そう言った声色には心配のかけらもない。
するすると布団の中に入り込んで来た手にゆるく身体の線をなぞられ、思わず甘い声が漏れる。
その声に満足そうに微笑んで、口元に指を当てる。
「そんなに声出すと団長起きちゃうよ♢」
その言葉にはっとして、横を向くと、すやすやと眠るクロロの姿。
昨晩、身体を重ねたのはクロロ。
慌てて手で口を塞ぎ、漏れる声を抑える。
身体をゆるくなぞる手は止まらない。
触れられた所が熱を帯び、甘い痺れが走る。
「はぁ…っ、も、無理…、ヒソカ、お願い…っ」
無理だと、嫌だと言いたいのに
口から出たのは、これ以上の行為を強請る真反対の言葉。
「くくっ、いつになく素直だね」
ゆるく身体をなぞっていた手が、十分すぎるほど潤った秘部をなぞる。
「もう、濡れてる♤」
「…っ、焦ら、さな…っいで…」
「くくっ、そう焦らないでよ」
「大丈夫、ちゃんとイかせてあげるから♡」
囁かれた言葉と共に、長い指がナカを犯す。
「んぁ…っ、むり…っ、ヒソカっ…」
声にならない悲鳴をあげ、達する。
足りない
自分でもおかしいと思うほど快感に強欲になっている。
そんな行為を幾度か繰り返し、肩で荒く呼吸をしていると、指が抜かれヒソカ自身が入ってきた。
これまでと違った大きすぎる衝撃。
小さく上がる悲鳴。
ヒソカの首に縋り付き、肩に顔を埋め、声を抑える。
ゆっくり動いていた腰は徐々にスピードをあげる。
それに伴い2人の息は上がり、喘ぐ声も大きくなっていく。
「ヒソ、カ…っ、も、むりっ…、イく…っ」
「くっ、ボクも、」
とろっとしたものがナカに流れ込み、2人同時に達した。