―2nd―
□不可解な公式
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シーザーが可愛かった。
少々癖の有るロングの金髪に、更に長くなった睫毛、セクシーな腰の曲線。
なんていうか、タイプど真ん中だ。
でも中身はシーザーである。
あの顔で「何してるんだスカタン!」と言うのもなんだかギャップを感じてしまう。
そんなこんなで一人でへへへと笑っていると、シーザーから修行の説明を受けた。
「げェーッ!?結局やるのン・・・?」
「そりゃそうなるだろ、これも修行の一環なんだからな」
気の強そうなツリ目美人。
俺が今女じゃなかったら口説いてるぜ・・・。
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「アッ、シーザー!ゴメンそっちに飛んでったァー!!」
波紋の操作ミスをした円盤がシーザーの元へと飛んでいく。
急いで駆けつけるとシーザーが右手に円盤を持って立っていた。
「JOJO・・・」
「ヒイイわかったァー!!すまない!!」
「許すと思ったか!シャボンランチャー!!」
勿論おふざけなので、シーザーは弱めの波紋をシャボンに込め風邪に流した。
触れるとぴりりとしたくすぐったい感覚がする。
じゃれていると、遠くでスージーQとリサリサが話しているのが見えた。
「なんだかこういうのも可愛いですね。女の子っぽくて!ね、リサリサ様」
「そうですね、修行場が華やかですね」
滅多に笑わないリサリサが笑っていた。
それを見た俺達もぷっと吹き出し笑ったら怒られた。
理不尽だ・・・。