映画感想文

□ファイナルガール
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2014年
アメリカ・カナダ


今まで暗殺者とか復讐とかの映画はいくつか見てきたけど、暗殺者見習いな映画は初めて見たかもしれない!

映画自体はさらっとした内容で、過去にトラウマがあるような重いものではなかったです。

主人公は金髪の美しい少女ヴェロニカちゃん

どうやらご両親を亡くされた模様

最初は幼少期から始まり、幼いヴェロニカちゃんにいくつか質問をしていくおじさまとの一対一からのスタート

おじさまは愛する家族を不条理に殺されてしまったそうで、とある機関に志願したそうな

しかし劇中このとある機関のことには触れてません

おじさまも幼いヴェロニカちゃんに質問やらなんやらして、ヴェロニカちゃんの優秀っぷりを見せてくれちゃってからプロローグ以降出てこないです…

ただこれだけは言いたい。おじさま。幼女相手なんだからもっとそっと鉛筆渡したげて…

きついわけじゃないよ!ただぞんざい!!

そんで本編スタートは10代の美しい少女に成長したヴェロニカちゃん視点と、犯人グループ視点に

ヴェロニカちゃんはどうやら自分を暗殺者として育てているトレーナーである青年ウィリアムに恋している様子

それが恋なのか、はたまた側にウィリアムしかいないからなのかはわからないけど、ウィリアムはヴェロニカを大切に育てるけど女としては見てないご様子

手出さないもんね

紳士ウィリアム

ちょっと寂しそうなヴェロニカちゃん


そんな感じで殺伐とした感じではないかも

暗殺者=クールで冷酷という感じでもないし、わざとらしくひょうきんでもない

暗殺者として育てられながらヴェロニカちゃんは10代のどこにでもいそうな可愛い女の子です

恋だってしてるんだもん

ただ本当に組織の話は出てこないから、規模とかいろいろ、その辺がちょっとわからないです…

んで、犯人グループは罪もない女の子達を狩りと称して何人もその手にかけてきた仲良し4人組な男の子達

ただその仲良し4人組設定も、そのうちの1人が付き合っている女の子いわく「いつお互いに牙を向き合うか」という設定らしいんですけど、この辺もあんまり強く受け止めなくていいのかもしれません

あとレイプはしない主義だそうな。レイプしちゃうと逃げるスピードが遅くなるからだって。…ということはたぶん最初の頃の被害者の女の子達は…

ヴェロニカはどうやら初仕事でこの犯罪者達を暗殺することになったっぽいけど、見た感じお仕事というよりも、ヴェロニカが暗殺者として上手くやっていけるのかどうかを見るための試験的暗殺っぽい感じでした

暗殺っていうか処刑?


ヴェロニカ「どうする?」

ウィリアム「お前1人で考えるんだ」

ヴェロニカ「…」

な感じ


そんでなんやかんや4人を倒してくヴェロニカ

ヴェロニカは4人を殺すために、この4人が最も恐れている心の奥を薬と酒の力を借りながらさらけ出させていって殺していきます

殺し方もスマートではない。

ヴェロニカ反撃にあいまくって鼻折れてるし…

でもこれも最初の試験的暗殺と思えば初々しいヴェロニカちゃんに頑張ってー!!とはなります!

ただもうほんとに淡々とした、さらっとした映画でした

ヴェロニカが4人全員の暗殺を終えた後にお迎えに来てくれたウィリアムは片手にショットガンかな?を持ってまして、万が一ヴェロニカがミスして危機的状況に陥った時にはその銃で助ける予定だったっぽい!そう信じてる

きっとウィリアムにとってヴェロニカは妹的な存在だったのではなかろうか…

両親のいないヴェロニカにとってウィリアムは唯一信頼できる男の人で、でもウィリアムにとってヴェロニカは両親を理由があって亡くした可哀想な女の子、あるいは復讐の道具で、みたいな…

正直に申し上げますならば…個人的には最初に出てきたおじさまがヴェロニカの初恋の相手で、でもわけあっておじさまがいなくなって、その代わりに訪れたウィリアムにヴェロニカが寂しい思いを恋心と勘違いさせて…な恋愛ドラマで見たかった。そうなると完全に恋愛ベースの話であって復讐はその小道具化するのですが…

まぁ、それくらいちょっと印象薄い映画ということでした…

ヴェロニカとウィリアムの絡みがもっと見たかったよう!!!!

そして最初に出てきたおじさまがほんとに最初だけすぎてもったいないよう!!!!

あとヴェロニカが暗殺者として育てられた理由とか何とかかんとか色々なくて淡々とした映画でした!

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