├危険な男┤

□詰問/沖田
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貴「.......」

沖田「えーっと、#NAME2# #NAME1#さん?」



貴「.....」


とにかく、口を開くな。
変に声を出したら"はい引っ掛かった〜"みたいになりそうな気がするので私は気を引き閉めて継ぐんだ。



.....大体、殺人なんかやってないし被害者となっている人も実際は死んでない。


演技....だったのだ。知り合いが騙されてしまって、とても可哀想に思ったので詐欺師に逆に騙し変えそうとして狂言をしていたのだ。


しかし、何故かそれを誰かに通報されてしまって殺人容疑なんかかけられて連れてこられて.....、最悪だ。




沖田「..答えないつもりですかィ?」

確かめるように沖田と呼ばれていた人が問う。


しかし、私はかたくなに口を告ぐんだ。

というか、絶対に狂言です。なんて言ったって聞いてくれそうにない雰囲気だし。そもそも詰問部屋に連れてこられるなんて思わなかったし...。

本当にどうにかなんないかな...




そんやことを考えているといきなり面倒くさいと言うようなため息が聞こえてきた。





沖田「...ハァ、仕方ないですねぇ。」

そういうと彼は椅子から立ち、私に近づいてきた。





貴「.....?」

沖田「これから詰問でさァ、自白するまでは....逃がしやせんぜ?」


貴「....っ...!」



目の前に来て笑う彼は幼そうな容姿とは裏腹に色っぽい顔を見せた。
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