Long
□テニス部マネージャーに私はなるぅ!!
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「と、言うことで今日から新しいマネージャーの柚下文菜ちゃんやで〜。仲良くしぃや〜〜」
『と、言うわけちゃうわ!!』
「オサムちゃんこの前マネージャーはもう取らん言うとらんかったっけ?」
「え、そうなこと言うたか〜」
(はらたつなこの親父)
そう、と言うわけで昨日白石蔵ノ介をターゲットにした私は早速テニス部顧問であるオサムちゃん(名字なんだっけ?)に男子テニス部マネージャーに入部届けを出した。初めは断られたが、伊達に毎日猫被りという演技をしているわけじゃないわけだから。上目遣い涙目+首傾げをしたらすぐokが出た。クソちょろや。
次の日に放課後の部活が始まる時間に顔を出した。何故かみんなビックリしてたけど、後で光から聞いたらやっぱりレギュラー目当てのマネージャーが結構多くてみんなドンドンやめてくからマネージャーは取らないことにしたらしかった。
オサムちゃんに紹介されたらされたで、揉めだす男子テニス部(部長と光を除く)に若干イライラしてきた。
「あの、、、」
「あ、ごめんな?気にせんといて、いつものことやからそのうち静かになるわ。」
あ、白石蔵ノ介だ。
やべえ、クソイケメン。
小顔におっきい目鼻筋スッキリ白い綺麗な肌長い手足、
「完璧過ぎやろ」
「えっ?ごめん、なんかいうた?」
しまった、私としたことが……。自慢の笑顔で、なんでもないですと否定しといた。この笑顔で大体落ちるのに彼は全く動じないという風に、そっかと言って揉めてる人達を宥めに行った。
「なにあれ、」
「だから言うたやろ。部長はお前が今まで落としてきた奴とはちゃうねんて」
「光、、」
光が話しかけてくるけど、私はさっきの彼の言動と行動で頭がいっぱいだった。今までの奴らと全然違う。
(面白いじゃん、落としがいがあるわ)
「お前、ほんま凝りへんな。」
「るせぇクソピアス」
光といつものじゃれあい?言い合い?をしている間にどうやらテニス部が落ち着いたみたいだった。
「あのっ!すいませんっ………迷惑、でしたか?」
最近流行りの困り顔をして聞いて見た。
『い、いやッ全然!!////』
「よかったぁ〜」
「ようやるわ、ホンマ (ボソッ」
余計なことを言う光を見えないように殴っといた。
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