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□合同練習
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「コッシマエ〜っ!コッシマエ〜っ!コッシマエ〜!」





「金ちゃん、わかったからじっとしぃや」





今日は全国大会優勝校である青春学園とベスト4である四天宝寺中の2回目の合同練習。





前回は、四天宝寺に青学がお邪魔したってこともあり逆の四天宝寺が青学にお邪魔することになった。




今は東京に新幹線でつき、バスに乗って青学まで行ってる途中だった。そこで苦労するのが問題児の集まりである四天宝寺中を引っ張る部長の白石蔵ノ介である。





隣に遠山金太郎を座らせなにしてもわかるようにしといて、前に千歳千里を置いておいた。





「しぃらぁいしぃ!まだなん!?コシマエとはよぉしたい!」





「もうちょいやから静かにしといてやぁ」





周りからの静かにしろ、という目線がビシビシきて痛い。それに気づいてるのも財前や謙也、文菜、銀さんに副部長くらいだろうけど。





ーつぎは、つぎは、青春学園前〜青春学園前〜





「次やからな〜、千歳起きろや!」





「ねむか〜」





(もういやや…泣)





「蔵、がんば」





反対側の席に座っているマネージャーの柚下文菜は、面白いものを見るかのようにニヤニヤしながら見ている。





(はらたつわ〜)





そして、青学前のバス停につき降りた。





『綺麗やな〜』





四天宝寺は寺の中にある歴史ある中学に対し、青学は20年ちょい前に作られた新設校。





「なぁ白石、これ普通に通ったらアカンやつやんな。ボケて入らなアカンっちゅー話やな!」





「ええからはよ入れや、時間ギリギリやねんドアホ」





少し期待してキラキラした目で見てくる謙也を一蹴りして校門をくぐって、テニスコートまで歩いて行った。若干名走ってるやつもいたけど





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