Long
□テニス部マネージャーに私はなるぅ!!
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我慢しないといけないのに肩が震えてしまう。どうしよう、最近で一番おもしろい。なんとか顔を俯かせて笑いを堪えた。
自称先輩マネが急にスマホを取り出して電話をかけだした。誰のところかはわからないけど大体想像はついた。男テニRのことを好きな人を呼んでリンチとかするつもりなんだろうなぁ。わかりやすぅ
わたしって勉強も顔もスタイルも完璧だけど運動神経だけはないのよね〜。だからリンチとかされたら一溜まりもない。
はて、どうしよう。大声で叫ぶ?でも、そしたら清楚なイメージが掻き消されちゃうしな。逃げる?いやいや私足遅いから追いつかれる。黙って殴られる?私の顔に怪我なんてつけられないわ。うーんでもなにしても結局最後はそれなんだよな〜、チッめんどくさぇな。ちょっと我慢して泣き真似とかしとくか。
わたしが考えてる内にどんどんと人が集まってきてきた。うわ〜意外に多い。五人くらい?クソブス先輩マネを入れたら
「ぇ、なんですか?」
適当にか弱いアピールをしながらびびっといた。うーわ〜見事にブスばっか。デブブスデブブスデブブスのエンドレス。きたねぇ顔ばっかだな。
「アンタ、財前くんに媚売りまくって仲良くなった癖に今度はレギュラー狙うつもりィ!?」
媚うってねぇーわ、だれがあんなクソピアスに
「そ、そんなッ媚なんか売ってません……っわたし!」
「ハァ?っていうかぁ、アンタさそこら中のイケメンかき漁ってるらしいじゃん?この、クソビッチ!!!」
やべえ、否定できねぇわ。クソビッチではねぇけど。クソビッチって、わたしまだ処女なんですけど。キスもしたことないんですけど。心外すぎる
ちょっと顔に出てしまったのか、汚ない顔の豚達が近づいてきて殴られた。
「いたっ、、っ」
さいあく、口切れたし。口の中血の味する。うわほんとありえん
「キャハハいい気味〜!私さぁアンタに元彼奪われたんだよねぇ〜!だから復讐してあげる」
お前ら同じようなことばっか言うな。馬鹿の一つ覚えみたいに。
やばい限界、いたい
「ゃ、やめてっ………っいたいよっく、ひくっ」
「うわコイツ泣いてやんの〜きもぉ」
なんて性格悪いんだ!(お前が言うな)
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