Long
□テニス部マネージャーに私はなるぅ!!
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あの後静かになったテニス部は、自己紹介タイムになった。正直、白石蔵ノ介をターゲットにしてる私にはどうでもいいつまんねぇ時間だったけどレギュラー達の顔面偏差値は高かった。平部員?ハッ、興味ないね。
「そんで俺が、部長の白石蔵ノ介や。よろしくな、文菜ちゃん」
「あ、はいっ。
えっと、柚下文菜です!!財前くんと同じクラスの二年です。財前くんからテニス部のみなさんの話をいつも聞いていて凄いなって尊敬するなって思ってサポートしたくて入りました!迷惑かけちゃうと思うんですけど一生懸命やるのでよろしくおねがいします!!」
『(財前、、なに話してんねんやろ)』
「だれも言うてへんわ ((ボソ」
それで自己紹介タイムは幕を閉じていつも通りの練習が始まった。私は第一の試練となる、先輩マネとご対面した。
「ちょっと文菜ちゃん。話あるんだけどいい?」
そう言われて先輩マネに連れられて私は校庭裏に連れていかれた。まあ、そうなるだろうなとは思っていたけれども。お決まり過ぎかよ。
うぜえ長ったらしい話を聞かされ続け良い加減、演技するのもめんどくさくなってきた。
「ねぇアンタさっきから聞いてるわけ!?」
パァンッ!!
そう言って私の可愛い顔に平手打ちされた。イッタ、超痛いんだけど。なにこれ腹立つ。チッ、うぜえうぜぇ。んだよ、このデブス。でもとりあえず演技しねぇといけねぇから、いたっ、、ッて泣いといた。
つか、なんだよその化粧。何時代?パンダみたいなんだけど、ただでさえブスなんだからもっとマシな化粧あったでしょ?
「アンタ、誰目当てよ。蔵ノ介?光くん?謙也?」
なんでそこに光が入るわけ?どこがいいの、あんなクソピアス野郎。
「目当てなんてそんなっ!私は純粋にみんなを応援したくて……ッ」
「ハァ?見え見えな嘘つくなよブス!!」
バシッ!!
今度は蹴られたし、イッタ。まぁ、100%嘘だけどね☆
「ってかアンタ、どっかで見たことあるって思ったら私の友達の彼氏奪ったやつじゃん」
「ぇ、奪ったって、、」
あ〜〜身に覚えがありすぎてどんな奴が覚えてねぇわ。中学に入学してからイケメンっていうイケメンを落とすゲームしてたからな〜。でも大体、自慢の笑顔やっとけばみんな落ちてったけど。さっきの白石蔵ノ介は違った。あんな人初めて
「私が代わりにアンタにお仕置きしてあげるわ」
「おし、お、き、、って」
お仕置きって寒ww
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