Long
□面白そうな人
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「あのッ、ずっと好きでした!!一目惚れで!この前不良に絡まれてるとこ助けてもらってありがとうございました!!」
「ありがとうございます、でも私好きな人がいるのでごめんなさい。」
「あ、そうなんですか、、」
「あっ、でも!!気持ちは嬉しかったです!ありがとう」
「い、いいえ!!////」
最後にニコッて笑うと顔を真っ赤にして逃げてった(帰った)。
「フッ、ちょろすぎ」
私の名前は柚下文菜。言わずと知れた四天宝寺中学のマドンナ。(ドヤァ
私は、この容姿と性格、口の悪さで僻みしかできないクソブス共に虐められることが多かった。
だから、中学からは猫を被ろうと決めた。そして、言葉遣いも良くて良く笑い上品で清楚なマドンナの位置を確立した。
それは馬鹿みたいにモテた。告白ラブレターは当たり前だし、妬みでの呼び出しは減らないけど周りに助けられるようになった。
ハァ、私って罪な女。
「あの、私白石先輩が好きです!」
んん?近くから告白が聞こえてくる。
「ありがとうな、でも俺テニスで今精一杯やねん。気持ちはものすごい嬉しいで!俺なんかよりもっとええやつおるから!ホンマ、ありがとう」
「はいっ、」
そういってパタパタと女の子は走って戻ってった。
「ハァ、、心痛むわ〜」
あの人、見たことあるわ。
えっと〜確か、3年生の白石蔵ノ介先輩。四天宝寺で一番のダントツイケメンで性格も良くて頭イイしテニス部の部長なんだっけ?同じクラスのテニス部が言ってたわ。
へ〜〜、確かに全然レベル違うな〜クソイケメンじゃん。
あ、いいこと思いついた。
いい暇つぶしになりそうじゃん。
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