本棚
□２
1ﾍﾟｰｼﾞ/2ﾍﾟｰｼﾞ
side
あぁどうしてこんな事になったんだ。
「はーいママだよーふふ可愛いな名前（男主人公）くんは!」
「当たり前だろ？俺達の子供なんだから！」
「それもそうね！」
あはは、ふふふと笑い合う2人の男女は自分の両親という事にだいぶ時間がかかってしまった。
たしか、寿命が尽きて死んだはずだったんだが。
赤ん坊だからか？喋れないし手足も感覚がないな。しかしこれは、いかんせん前が80代だったから気恥ずかしいな…赤ん坊はみんなこんな事を考えているのか？
だがこの2人も不憫なもんだ、中身がもんなジジイだからな。
仕方が無いから子供のフリをしてやるかと言うほどの余裕は今はない。2人には悪いがこのままで行かせてもらおう。
「そう言えばウチの子ってあんまり泣かないわよね〜赤ちゃんの事とか調べたりしたけどこの子夜泣きほとんどしないし」
「きっと賢いんだ！将来はエジソンになっちゃうかもしれない！」
「え？」「…ごめん」
この夫婦俺の子供に似ているな。息子が不甲斐なくて、あの嫁さんに息子は似合わんと思っていたが…あの子らはどうなったんだろうか
新しい生活は不慣れそうだが、努力するしかないな。