☆Singing!(dreamstory)☆
□MUSIC6:溺愛テンプテーション
1ページ/6ページ
「あっ!みこりんーー!」
午前10時ちょっと前
私は寿さんと約束した駅の噴水前に着いた。
そこには既に寿さんが居て、私を見つけると手を振りながら大声で私を呼んでいた。
…アイドルなのに目立つような真似をするところが彼らしい。
「うるさいです。」
「ひどっ!みこりんひどいよー!」
そんないつもと同じテンションの寿さんをスルーし、
「…今日はどこへ行くんですか?」
「えっスルー!?…えっと…どこ行く?みこりん行きたいところとかないの?」
…決まってないんですか。大丈夫かな…これ。
「別にどこでも構わないので寿さんが行きたいところに連れていってください。」
「ええー!!うーん、じゃあー遊園地…とか?」
「ではそこにしましょうか。」
「えっほんとにみこりん行きたいところないの?」
「はい。遊園地でかまいませんよ?」
「じゃ、じゃあ行こうか!」
そこから電車に乗って目的地である遊園地に向かった。