☆Singing!(dreamstory)☆
□MUSIC5:ソロ曲とデュエット曲を作ろうか!
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私が『ポワゾンKiss』を作ってあれから2週間後。
私は再び社長に呼び出されていた。
コンコンッ
「入ってマース」
…うん。もうなんでもいいや。
「失礼します。今日は何ですか。」
「なんかキレてまセンカ?」
「別にキレてないです。で、用件は?」
そう、私はキレてはない。呆れてるだけだ。
この間からどんだけ呼び出されていると思ってんの。
まあしょうがないことだとは思うけど。
琴音の曲のこともQUARTET★NIGHTの曲のことも考えなきゃいけないし。
あとは…ライブ。
もう少ししたら琴音のライブがある。
めんどくさいけど、やるしかない。
…でも今日は琴音のことじゃないっぽいね。
「みこりんー!!!会いたかったよぉーー!」
…だって、QUARTET★NIGHTがいるんだもの。
これで琴音のことだったら大笑いするね。
「レイジ、うるさい。」
「ていうか、私は別に会いたくなかったです。」
「ええー!?そんなこと言わないでよぉ!!れいちゃんしょぼーん!」
あなた一体何歳ですか。
って聞こうとしたが、めんどくさいのでさっさと用件を聞くことにした。
「で、社長。用件は?」
「Oh!そうデシタ!『ポワゾンKiss』聞かせてもらいマシタ、とてもよかったデス!」
「ありがとうございます。」
「そこで、さらにQUARTET★NIGHTの4人には新曲を歌ってもらおうと思いマス!ソロ曲とデュエット曲を歌ってくだサーイ!」
それはつまり、私に作れと?
えっと…ソロ曲が4曲と、デュエット曲が2曲(だよね?)で、計6曲も作れと?…まさかそんなわけ…
「曲は頼みマシタYO!Mis穂科!」
…まじですか。
てかこの人達にいいイメージないのにできないと思うんだけど…
だって、成人してる子供と、無表情で冷たい子供と、ずっと睨んでくるロッカーさんと、未だに名前を知らない口の悪い甘党外人さんだよ?
…無理無理。絶対無理。
「いきなり作れって言われてもまだあまりこの人達のことを知らないので作れませんよ。」
「なら一緒に出かけるのデース!」
「…は?」
「もう休みは5日間とってありマース!存分に楽しんでから曲を作るのデース!」
えっ…つまり1人ずつとお出かけしろと?嫌なんだけ…
「拒否権はアリマセーン!YOUには4日間でその4人と出かけてもらって、イメージを掴んでもらいマース!」
…まじですか。(2回目)
「では明日から行ってきてクダサーイ!話は終わりデース!」
そう言って、私とQUARTET★NIGHTの4人は追い出された。
「「…」」
しばらく沈黙が続いたが…
「いいねー!みこりんどこ行くー?」
そうだった、この人ってこういう人だった。
うーん。こうなったらしょうがない。覚悟しよう。
「…そうですね。別にどこでも構いませんが。」
「えっミコト行くの?」
「このままじゃ曲は作れそうにないので。」
「そう…。なら僕も行こうかな。」
美風さんも一応手伝ってくれるようだ。
…あとは…
「スイパラなら行くぞ。」
「あ、はい。」
甘党外人さんの方を見るとそう言ってきたのでもうそれで決定。
「黒崎さんは?どうします?」
「なら行く。言っとくけどお前の為じゃねーからな。」
「…ありがとうございます。」
とりあえず、なんだかんだで行くことになった。
「えっと…行く順番を決めたいのですが。」
そう言うと寿さんが、
「じゃあ明日は僕ちんと行こう!」
って言ったのでそうしてもらい。
「じゃあその次の日は僕と行こうよ。」
次は美風さんが行ったのでそうして。
「なら美風の次の日にスイパラだ。」
…という訳で、決定しました。
「じゃあ最終日に黒崎さんですね。」
「…ああ。」
そんなこんなで明日から4日間、この4人とお出かけしてきます。
はぁ。