最終兵器俺達
□伝えたいキモチ
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「おし。実況始めんぞー」
キヨの声がする。
「うん。わかった」
こうして俺とキヨはいつも実況をはじめる。
結成する前からそうだ。
一番付き合いが長いのは最俺の中でキヨ。
そして、密かに俺はキヨに想いを寄せている。
いつからだろう?こんなにもキヨを目で追うようになったのは。
もちろん想いは伝えられるはずもないので、隠している。
「おい。こーすけ?」
「っ!?」
キヨに顔を覗きこまれ一気に顔を赤く染める。
「…。実況やっぱ撮るのやめた」
キヨはそういうとすぐにマイクなどを片付け始めた。