■Optimus■

□【お静かに】
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彼は優しく微笑むとポケットから何かを取り出した

「何それ?」

「美波を気持ちよくさせる物だ。」

それは人間のバイブローターを改造した物だった

より小さく卵形の中から無数の触手なような物がチロチロと出ている

「え…」

見たことのないローターに少しぞっとする

「ラチェットが開発した物だ。体に害はない。」

なんて物を開発してるんだあの軍医は

だけどちょっと試してみたい

好奇心から拒否の選択はなかった

「今日使うの?」


「あぁ。だが普通に使っても面白くないだろう。」


あの使い方以外どんな使い道があるのだろうか

美波は不思議そうにオプティマスを見た



*






「ねぇ…ほんとにここでするの?」


隣に座っているオプティマスに何度めかの同じ質問をする

「もうここまで来たのだから止めるわけにはいかないだろう。」

「でも…」


言葉を繋げようとした時、照明は消され辺りは真っ暗になる




前にある大きなスクリーンはまだテレビでは放送されていない予告が流れた


今、2人は映画館に居る

アクションものの映画だが公開して一ヶ月経つのでお客はまばらだった

美波達は最後列に居た


本編が始まったがバイブはまだ起動されていない

スイッチの主導権は当然オプティマスなのでいつ起動されるかはわからない


初っぱなの爆破シーンが終わり映画館は静まる

その瞬間美波はぴくんと脚を動かした


スイッチが押され、ローターはピンポイントでクリトリスに小刻みな振動を与える

「っ…」

こんな静かなシーンで押すなんてと思ったがこれくらいなら耐えられると映画に集中した



だがずっと刺激されてれば゛その時゛はくる

小さな電流がピリピリと体をひっかくように快感を与えてくる

なぜラチェットはこんな物を、と意識をそらしてみるが振動は当たり前に続く


『やばい…イっちゃう…』

顔を歪めオプティマスを見るとなんとも涼しい顔をしている

腕をくい、と引っ張りイくと合図をする

「っ…んっ」

小さな声を出し、いつもの営みとは全く違く控えめにイった

振動はとまり、ヒクつくアソコの余韻にひたってるとまた前触れもなくローターは動き出す


「あっ」


イったばかりで、しかも安心した直後なので思わず声が出る


その声は丁度主人公の声と重なり目立ちはしなかった

「オプ…ティマスっ」

顔を向けだめ、と首を横に振るとオプティマスはチラりと見るだけでまた映画を見はじめる

止めさせようと反対側に持ってるであろうスイッチを取ろうと身を乗り出す

「悪い子だ。」

オプティマスはそう言うとさっきよりも振動を強くさせる

「ひゃっ…」

取るどころではなくなり太ももの隙間を埋めるように脚を密着させる


「お仕置きが必要だな。」


ペロと軽く舐めるように耳に囁く

わずかなオプティマスのリップ音と低音で響く声、吐息でまた声を出しそうになる

クリトリスを刺激していたローターから触手が出てきて

更にローター自体が少し大きくなり中へと侵入してきた



濡れた秘部は拒むことなく受け入れる

「やっ…ダ、メ…」

入り口の浅い部分をピストンされながら触手はクリトリスを刺激する

「んっ…ハァ…っハァ…ぁん」

自分と隣に居るオプティマスくらいにしか聞こえない小さな声で喘ぎ声を抑える

きしりと座る位置を直すように一瞬浮かすが

そんな行動で刺激から逃れられるわけがない

振動とピストンの音はラチェットが開発したからか全くない

かわりに時々小さく、くちゅ、と濡れてる音がする

二ヶ所を刺激されまた電流が流れるような感覚がきた

「ん…あっ…」

イった際に声が出すぎたと思いごまかすようにすぐにゴホゴホと咳払いへと変えた

『あぁぁっ…んんっ』

果てたにも関わらずローターは収まる気配がなく、声を噛み殺しながらたまらず椅子を座り直す

次第に息もあがり静かなシーンがとても苦しくなる

止めてと訴えるようにオプティマスを見ても彼は何事もないかのように映画に目を向けている

今までで一番自分に対してのドSっぷりだと、美波は少し憎む

それほどイっても声を出してはいけない状況が美波には苦しかった

自分で取ってしまおうとスカートの中に手を入れようとしても自分の愛液で滑り上手く取り出せない

それにローターは奥の方へ入ってしまい突き始めた

「ふ…っはぁっコホッコホッ」

静かなシーンなのでまたごまかして咳払いをした

だが美波だけがやたら音や咳をするのでこちらをチラとみるお客も出始めた

『やばい…もううるさく出来ないよ…っんんっ』

奥まで突いてくるローターは浅い部分までも上手くこすりあげてくる

ハンカチで口を抑え声を殺すが時々我慢できずハァ、と息をもらしてしまう

「オプ…ティマス…っ」

イきそうになるのと、もう止めてほしいと小声で名前を呼ぶ

涙目で声を必死に殺して訴える彼女に思わず理性を失いそうになるがここは映画館

一旦映画の画面に目を向け何とか自分の意思を保ちつつ美波に再び目を向けると


心底苦しそうな、淫乱な表情をしてビクビクと脚を動かしている



収まらない絶頂が続きまた果てた美波


ここまでくると本人はもう苦しいだけだろう

『いやぁっ…やめ…ぁぁん…っく…んぅ…あぁっ』

果てた後もローターは膣の中の敏感な部分をこすり続ける

溢れ出す愛液はじんわりスカートの色を濃くした

『もうダメぇっ…あぁっ…はぁぁっん…うぅ…ぁん…っ』

涙を流し、うつろな目でスイッチの主導権をにぎっているオプティマスを見る

すると、ようやくローターの振動は収まり、おとなしくなった

もっと続けるつもりだったが何よりオプティマス自身がこんなに乱れている愛しい彼女を目の前に


我慢出来るわけがなかった


オプティマスは立ち上がり美波の手を取る

「帰ろう。」

小声で言い、まともに立てない美波の腰に手をまわし支えるように小さな段差を降りた


涙を流して支えられてる美波はまるで映画に感動しすぎた人みたいだが

本人は映画などこれっぽっちも観れなかった

家に着き、ようやくローターを取り出せるとトロリと愛液も垂れる




「私が限界なようだ……」

ベッドに押し倒し下着を脱がせるとすぐに自身のモノを露出させる

固く、大きくなり今か今かと待っているようだった

「あぁっんっ…」

ズププ、と挿入すればいやらしい水音と淫らな声が部屋に響く

「声を必死に抑えてる美波もなかなかだが…やはり私のモノで淫らに喘いでいる…方が良いな…っ」

「んぁっ…きもち…はぁっ…はぁっあぁ…んっ!!」

欲しかったオプティマスの肉棒は激しく子宮まで届く

クリトリスも膣もローターで敏感にされた後はとても気持ちよく、

また声を出せる事にいっそう解放感が出て声はいつもより淫らに喘いでいた

「私も…あ…っ…とても気持ち良い…っ…はぁ…くっ」

普段あまり声を出さないオプティマスも今日ばかりは冷静でいられないようだった

2人の喘ぎ声と激しい水音はオプティマスの満足行くまで響いた






END

ラチェットはいろんな物を開発してそう笑

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