愛知の星
□愛知の星と呼ばれるまで
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『違うだろ!』
バスケットボールが顔面にあたった。
『何度言ったら解るんだ!』
『…』
諸星大、8歳。父親は日本でも有名なバスケットボールプレーヤー諸星哲の一人息子だ。
『今はフリーなんだぞ。何でシュートを外すんだ』
『くそ親父』
諸星は父親を睨み付けた。
『なんだと?!』
諸星は父親にビンタされた。
『シュート後50本。それが終わるまで家に入ってくるな』
父親がそういいながら家に入っていった。
『クソ…』
諸星はボールを地面に叩きつけた。
『俺はバスケットなんて大ッ嫌いだ!!!!!』
諸星は心の中で呟いた。