銀魂 ―そっくりなアイツ―
□酒と女と時々エロ
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「きゃー!本当?
じゃぁお店で一番高いお酒♪」
天然パーマの男に説得され、ご機嫌で席に戻る女。
ズンボラ星人の学校指定ジャージに白い着流し、そして銀髪の天然パーマ坂田銀時。
万事屋銀ちゃんの社長で、ギャンブル好きの万年金欠ヤロー。
終いには従業員の志村新八、神楽にもろくに給料を払わない。
そして甘党で血糖値高めなちゃらんぽらん。
「お妙ちゃーん…
銀さんそんなにお金ないんだけど…」
「何でも好きなもん飲んで良いって言ったよなァコラ。」
ポニーテールの女、志村妙は銀時の胸ぐらを掴む。
「しょ、焼酎飲まない?
緑茶割りでも烏龍茶割りでもイチゴオレ割りでも良いから…!」
銀時はお妙の威圧感に声を震わせる。
その時、二人の前に人影が現れた。
「万事屋さん、また来てくれたんですね。
ご指名ありがとうございます。」
ゆっくり頭を下げる女。
明るい茶色の長い髪、深緑の着物。
姿が見えるなり、銀時の顔が明るくなる。
「よォ、真奈美ちゃん。
相変わらずナイスバディ…」
「誰がペチャパイじゃー!」
銀時が真奈美に挨拶をすると、後頭部からお妙の平手打ちが飛んでくる。