story

□皆との思いで
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痛い。何故だ?俺はなにをしていた?わからない。なにも……。

目の前にいる三人組も。

「てめぇらだれだ?」



はぁ。今日も雨か憂鬱だ。ワックスで髪整えてるがどうも雨だと跳ねる。
嶺二も雨だと外にくるんってなるから困るんだよね…と言っている気持ちがよくわかる。
俺は仕事場へむかう。歌番組だ。曲を聞きながらイメトレしていた。
あ、信号が点滅している。
俺は急いで歩道を渡ったそのときだった。甲高い叫び声のようなものがした。
ひったくり?そんな声がした。俺はその声がしたほうを振り向くといきなり急スピードでこちらに車が向かってきていた。俺はどうすることもできず

跳ねられた。


医者と話した。緊急治療で一命を取り戻したらしい。頭も切れていたらしい。
生きててよかった。
が…俺は自分の名前意外なにもわからなかった。
なにかあわてて病室に来る三人組。
誰だ。

俺はそういうと三人は泣きそうな顔になる。一人の男がこういった

「ランラン…寿嶺二。…ランランと同じグループなんだよ?歌歌っていたんだ」
といってくれたがおぼえがない。

俺は何日も何日も交代で来てくれるやつらの名前をようやくおぼえた。
嶺二と藍、カミュ。歌を歌っていたかは覚えてないが。


俺はある日テレビをつけると何かの再放送がやっていた。そこにうつっていたのは俺だった。
ほんとうに俺はテレビに出ていたんだ。あいつらと…そのときあたまがずきっといたみ、その場で気持ち悪くなった。俺は戻してしまった。そこから呼吸も乱れた。医者により手術が行われた。
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