白河夜舟
□奇人変人...というより鬼神
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↓"白澤目線"
「は〜紅月可愛いなぁ…これはベストショットだよね…」
「良いから早く風呂入ってきて下さいよ白澤様」
「はいは〜い♪」
「ったく…」
桃タロー君はほんとにお母さんみたいになって来たよね…まぁ僕のせいなんだけど。うん。
…………………………………………2時間後←
「さっぱりした、桃タロー君お酒頂戴〜」
「はいはいちょっと待ってくださいね、と言うか相変わらず風呂長いですね、女子か」
「女の子と遊ぶためには体は綺麗にしとかないとね!」
「聞いた俺が馬鹿でしたね!!」
桃太郎がお酒を用意しているあいだに白澤は椅子に座った。ぽたぽたと水を垂らしたながら頭にタオルを引っ掛けてわしゃわしゃ拭いていく。
ちなみシャンプーとコンディショナーはかなりいいやつ。女子かよ(2回目)
「っぷは…。はー、美味しいね、コレ。いつ買ったの?ってか桃タロー君が買ったの?珍しい」
「違いますよ、紅月から貰ったんです。」
「紅月から!?そっか、なるほど、だから美味しい訳だね。あいつ色々居酒屋回ってるから、店のママとかと仲いいんだよ。」
「そうなんですか…(紅月見た目に違わずなかなかの飲兵衛だった)」
桃タロー君も自分のグラス持ってきたし、今夜は結構飲めるかな〜♪
明日お咎めなしで黄連湯作ってくれないかな?
〜チャーッチャーッチャッチャッチャ〜♪(ダン、ダン、ダン♪)チャーッチャーチャッチャッチャー…チャーラン♪!
「白澤様携帯鳴ってますよ。メールですか?ってかなんで朝まで生テレビのテーマソングなんですか」
「え、何でだろ…ってまた紅月が勝手に変えたな!!…って、闇鬼神からのメールじゃん。見たくないんだけど」
なんであいつからメールなんか…。仕事中なんて頼んでなかったし薬の納期はまだ先のはずなんだけど?
なんか画像添付されてるし、これも見たくないんだけど。確か前は拷問中の血みどろの亡者の写真送ってきて「白豚と亡者を死ぬほど苦しめる薬ありません??あったら寄越せ。」とか言ってきたからな!!!
「はぁぁぁー…」
「どんだけ見たくないんスか」
「仕方ないか…って!!!??なにこれ!!!」
「え、何すか。ってコレは…うわぁ…」
From:白澤
To:鬼灯
件名:ざまあみなさい
(鬼灯の着物を着て笑顔でピースする紅月)
髪下ろしてるしこんな笑顔で…しかも紅月の部屋で…!!
「あ゛〜!!!もう!!あいつ許さねぇ!!!桃タロー君!呑むよ!!!!」
「あははは……はい」
翌日、白澤様はトイレと仲良くなってました、俺はいつも通り黄連湯を作って青白い顔の白澤様に飲ませました。なんか俺、黄連湯だけ作るのうまくなってる気がします、まる。
桃太郎
「日記か!!!!」