艦隊これくしょん―とある提督ととある艦娘の物語―

□横須賀鎮守府 その1
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〜2077年6月20日午前6時 呉鎮守府 提督執務室〜

優希「んじゃあ、行きますか」

電「はいなのです」

〜2077年6月20日午前7時45分 横須賀鎮守府所属飛行場〜

電「大丈夫なのです?司令官?」

優希「だ、大丈夫。ヘリ程度じゃよ、酔わないさ」

優希は顔を真っ青にしフラフラしなから答える

電「フラフラして顔も真っ青なのです」

優希「···すまん。見栄を張った結構つらい。てゆうか吐き気が···。おろろ(ry」

電「吐くならトイレに行ってくださいなのです!!」

優希「おろ(ry」

〜2077年6月20日午前8時 横須賀鎮守府所属飛行場〜

優希「はあ、はあ、も、もう大丈夫だ」

電「なら良かったのです。それにしても変なのです」

優希「ん?何が?」

電「会議に呼ばれてるのはうちの鎮守府だけじゃないようなのです」

電が他の機体が止まっている方を見ながら伝える

優希「ほんとだ。舞鶴に佐世保のがあるな。全鎮守府が揃ってるてことは何かあるな···」

そう呟くと同時に優希の顔は真剣なものになる

電「超がつくくらいの大規模作戦···」

優希「かもな···」

優希がそうつぶやくのとほぼ同時に車が止まる音がする

そして止まった車の運転席から1人の女性が叫ぶ

「あー!いたー!」

優希「ん?あー!おま、なんでこんなところに!?」

「いや〜うちの上官さまに無理やり連れてこられてさ〜」

運転席から降りながら答えてくる

電「誰なのです?」

優希「ん?ああ、こいつは」

「優希ちゃんの同期の柏原ゆいだよ。所属は舞鶴鎮守府。よろしくね電ちゃん」

電「よろしくなのです」

優希「お前なぁ…。あ、電、気をつけろよ。こいつ同性あいし…」

ゆい「電ちゃんって可愛いね。今度舞鶴でデートしようよ。そしてあんなことやこんな(以下略」

電「はわわわ」

電を口説こうとしている柏原の後ろに優希は立ち指の関節をゴキゴキと鳴らす

優希「かーしーはーらー」

ゆい「な、何かな?」

そんな優希に呼ばれた柏原の首は錆び付いたようにゆっくりと後ろを向く

優希「うちの娘を口説こうとしてんじゃねーよ」

ゆい「痛い!痛い!暴力反対!女の子に暴力振るう男はモテないんだぞ!」

電「はわわわ」

優希振り向いた柏原の頭をグリグリと締め付けその様子を見て右往左往する電であった···
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