妖精のお話

□Loveletter
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2人が本屋を訪れた時はまだ明るかったのに店を出た時には既に空はオレンジになっていた。


「どれにしようか迷ってたらこんな時間かかっちゃったね〜」


「だねだねっでも欲しかった本買えたから満足っ☆」



それから2人はギルドのまでの帰り道を歩いていた。





とその時。


「あのっ」


後ろから声をかけられ振り返ると自分たちと同じくらいの年の女性が立っていた。


「…ルーシィー・ハートフィリアさんですよね?」


「えぇ、そうだけど?」



するとその女性は鞄から一通の手紙を取り出し頬を赤らめながらルーシィーに差し出した。



「....これ、グレイさんに渡してもらえますか?///」


「えっ?グレイに?…わかったわ、渡しとくわね♪」


「あ、ありがとうございますっ!」



それじゃあと言って女性は踵をくるっと返し小走りで去っていった。
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