長いお話

□3. 甦るトラウマ
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「島田さ、彼氏いないんだろ?なら、俺と付き合わねぇ?」



放課後、部活の前に話しがると2組の森下くんから言われ告白された。
でも森下くんは、私が最も苦手な部類…チャラくてちょっと怖い人。



「....ごめんなさい、私森下くんのこと良くわからないし、今はそんな気分じゃないというか…」



相手の事をわからないで付き合うのも失礼だと思う。
でも一番の理由はそこじゃない。まだあの時のことが怖くて付き合うなんてできない。


「俺のことはさ、付き合ってから知ればいいって。だから、な?」



気づけばどんどん近づかれて、それが怖くて後ろに下がっていたけど壁に背が付いてしまいもう後ろへ下がれない。


どうしよ…。あの時の情景が頭に甦ってきた。


「....っ…!」



息が苦しくなってきて体が強ばる。



「おーい?島田、大丈夫かぁ?」


森下くんの腕が伸びてきた更に苦しくなる。
やめて、来ないで....…!!!



その時。



「島田?」
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