SKE長編〜競馬探偵優斗〜
□〜第二話〜
1ページ/13ページ
『はぁー…何でこんなとこおるんやろうなぁ…』
あ「もぉー、せっかく連れてきてあげたんだからもっと楽しもうよー…」
優斗は休日であるあいりんにデートとして連れられてとあるテーマパークにやって来たのだが…
優斗はテーマパークがあまり好きではなく、大学時代同じゼミの男女数人に夢の国に無理矢理連れられた際こっそり抜け出して近くの競馬場で数万勝ったりしてそれが見つかり奢らされかけたハプニングがあったほどだ。
さすがに今回はあいりんのお誘いとあって断る理由もなく来てはみたが…
『そうは言うてもなぁ…絶叫系キライやし、ゆったりしたやつは周りの目が痛いし…』
あ「ごちゃごちゃ言わなーい!…じゃああれ乗ろうよ、あれなら優斗くんでも大丈夫でしょ♪ね?」
あいりんが指差したのは船が振り子の様に揺れる乗り物だった、場所によっては一回転なんて荒業が出たりもするが、優斗にとって幸いそこまで揺れるほどではなかった。
『…しゃーないなぁ、乗ってやるよ。』
あ「ありがとっ、ふふふ♪」