AKB長編〜キズナ物語〜
□第9章〜凱旋〜
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北「…失礼しまーす…」
康「おっ、北原か。待ってたよ…ま、座りなさい…NGTキャプテン(笑)」
北「もぉー、キャプテンだなんて…よして下さいよ(笑)」
康のデスクがある劇場内の一室、この日K公演のあるきたりえを呼び出したのだ。そして慎重な面持ちで入ると笑顔でイスへと促された。
すると康はその表情を和らげさせるためにちょっとしたジョークで茶化した。
康「…さてと、実はなんだが…今日の公演の後、優斗くんがしばらく休演することになったんでな。」
北「えっ!?…優斗さん何かあったんですか?」
康「あぁ別に病気とかじゃないんだ、少しの間実家に帰るそうだ。」
北「そうなんですか、まぁー優斗さんも少しくらい休んでも良いんじゃないんですかね♪」
康は先日の優斗とのやり取りをきたりえに話した、それを聞いたきたりえは最初は少し不安な顔をしたがただ単に実家に帰るだけとの話を聞くとホッとした表情に戻った。
康「…少しくらい休むなら…な。ただそれなら自宅なりOceansの誰かしらのところでも…良いんじゃないのかな?」
北「うーん…そう言われると…」
康「そうだろ?そこでだ、実は北原に頼みたいことがあってだな…」
北「…わ、分かりました…一応聞いてみます。」
康はとある提案をきたりえに出してみた、すると少し躊躇うも承諾をしてミッションを受けるような返答をするきたりえだった。