AKB長編〜キズナ物語〜
□第8章〜決断〜
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『すー…すー…』
先日のチームS公演から2日後、メンバーより一足早く握手会のある会場に到着した優斗は雑誌のアンケートの回答に四苦八苦していた、そのせいか余白だらけのまま一眠りしていたのた。
がちゃ
由「あ、優斗さん寝てらしたんですか…」
『ほぇ…あぁ、由依ちゃんおはよー…』
由「ごめんなさい…何か起こしてしまったみたいで…」
『あぁ、ええねん♪それより、久しぶりやな。』
優斗のもとを訪ねてきたのはゆいはんだった、久々のAKBメンバーとの再開に少なからず戸惑いを隠せなかったが、すぐに打ち解ける辺り彼の切り替えの早さの表れなのだろう。
『んで、どうしたん?今アンケート書いてんねんけど。』
由「いえ…お元気でしたかなぁって、りえちゃんずーっと心配してはりましたよ♪」
『見たらわかるやろ、元気やで♪…ほんなら手のひらみるか?』
そう言って優斗がゆいはんに手のひらを見せると…
由「ぎゃーっ!!」
『あっはっはー!!』
がちゃ
北「どーした!?」
由「りえちゃ〜ん!優斗さんがぁ〜!(泣)」
北「優斗さんー、いったい…きゃーっ!!」
優斗が二人に見せたのはやや精巧に作られたオモチャの蛙だった、そんな二人の悲鳴を聞き付けた他のメンバーも来る度に悲鳴を上げ地獄画図と化した。
由「…もう一、罰として雷太さんに言い付けますよっ!」
『まぁまぁ、そんな怒らんでも(笑)』