AKB長編〜キズナ物語〜
□第2章〜生誕祭〜
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鮮烈の劇場デビューから一週間、優斗は瞬く間に世間から注目を集めるようになった。
情報番組に引っ張りだこな割にはバラエティには控えめ、ましてや映画やドラマは門前払いという感じだった。
『はぁー…まだこんな時間かぁ、終わった後何してろと言うんやろなぁ…』
柏「あーっ、優斗さんじゃないですか!」
『よおっ。』
優斗が廊下で一休みしていると後ろから現れたのはチームBの柏木由紀だった。
何せここは赤坂の某局、彼女はこの局の番組でお天気担当を任されているからである。
『あぁー、そっかお天気で来てんねんか。』
柏「そーゆー優斗さんはどーしたんですか?」
『ゲスト、ゆきりんとこの番組のな♪』
柏「マジですか…?」
『マジに決まっとろうが♪』
柏「え、じゃあこの後お暇ですか?ご飯でも…『すまんな♪』えぇっー…」
『この後さ、秋元さんに呼ばれてん。せやから今日は…な。』
柏「あららー、それじゃあしょうがないですね…」
そうゆきりんのお誘いを華麗にかわすとスタッフに呼ばれてスタジオに向かった。