スーダン

□日狛/同棲パロ
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ネタバレ注意
本編クリア後推奨です
ご都合主義paneeeee











かれこれ2時間ほど突っ立ったまま俺は恋人の帰りを待ち続けていた。こんなふうに言えば健気な彼氏のように見えるんだろうが、恋人というのは男で、しかも頭のネジが過半数飛んでる野郎だし、8月も半ばに差し掛かった日差しはファッキンホットなわけで。

***

眠りについた仲間達を目覚めさせるため、もう一度更生プログラムに入った俺達は今度こそ互いの希望の欠片を集めきり、全員で目が覚めた。
しかし妙なバグかなにかか、目覚めたとき俺や狛枝を含む一部に一周目の記憶が残っていて、そうでない仲間達との間に気まずい空気が流れた。
記憶についてどうするか話し合った結果、皆かつての絶望と戦っていて、それ以上の負担をかけるわけにはいかない。もう少し落ち着いてから話すべきだという案が出て、そのあたりに落ち着いた。そして相変わらず希望希望煩い狛枝は一周目の事もあって一人にさせるのは危険で、誰か監視役になるべきだとも言われ、必然的に1番狛枝と交流の深かった俺が選ばれ。

「ボクみたいなゴミクズと生活させられるなんて絶望的だね……。ああでも、他の超高校級の皆が犠牲になるくらいなら一緒に暮らすのが君みたいな元予備学科の人工希望君だったのは幸運だよ!」

などと目をグルグルさせながらのたまっていた。
 

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