ダリア

□帰ろう
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「「「「ごちそーさんでしたー」」」」




「うん....さすがに食い過ぎたわ」


食い過ぎた、という程度で済むのもすごい話だ。


「あれ?黒子は??」

「どーせまた最後尾とかに....いない?」





黒子探しの旅に Let's go☆





「何処行ったのかなぁ、テツの奴」

「中学の時からこんなふらふら何処でも行ってたのか?」


レイは火神と黒子を探していた。


「いや、影の薄さはそのままだけど勝手に何処でもは....」


赤司くん居たしね。


「ふーん。お前黒子と仲良いよな。
テツ....とか呼んでるし」


少し不満そうな声色にレイは気づかない。


「そーかな?フツーじゃね?
ただいつも一緒にバスケしてた奴がテツって呼んでたから自然とそうなったっつーか....」

「へぇ、そいつ上手いの?」


火神が興味を示した。


「....上手いどころじゃない」



______________


『やっぱり俺に勝てるのは俺だけだ』

『もう無理だわ』

『お前とやるの』

『わりーな』

______________




「強すぎて、嫌になるくらい」


そう言ってレイは笑った。



「お前....何泣いてんの?」



はずだった。



え?

何、コレ


「泣いて、ねーよ...ばーか」


人前で、泣くなんて。


「いや、どー見ても...」


空気の読めない奴だな!


「あっあんなところにテツが!」

「マジで?」


こんな古典的なものに引っかかるなんて火神もまだまだ...


「お、ほんとだ」


て、えええぇぇぇぇぇぇ!?


「マジで!?ドコ!?」

「いや、お前が言ったんじゃん...あそこだよ」


いやぁマジだよ。

自分スゲー。

ん?あれは...


「...黄瀬と一緒?」

「みたいだな...行くか」



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