黒子のバスケ

□見てないと思ったの?
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_ブチッ


朝から元気なアナウンサーの声が
黒崎レイの手によって切られた。


「よっしゃ!学校行く準備しますか!」

.

.

.

.




___ピンポーン


「もう、こんな時間に誰?」


___ピンポーン


「はいはーい!今出ますよっと」


__ガチャ


「え、真ちゃん!?どーしたの」


そう、目の前にいたのは私の彼氏
緑間真太郎________


「どうしたもこーうしたもお前を迎えにきたのだよ」


きたのだよ、ってね。
貴方が私を朝迎えに来てくれるなんて
ほぼ初めてに等しいんですよ?


私が固まってるのを見て真ちゃんはしびれを切らしたのか私の手を引いた。


「準備はもうできているのだろ?
早く行くのだよ」

「え、あ、うん!ちょっと待って!
鞄とってくる」


もう一度部屋に戻り、頭を整理した。
そして、今朝のアナウンサーの一言を思い出した。

もしかして、


「お待たせ、真ちゃん!行こう。
....ね、今日は何で迎えに来てくれたの?」

「....おは朝に少し関係しているのだよ」


少し、ね。

私があなたの好きなおは朝を見てないと思った?



私は少し前を歩く彼の手をとった。


「真ちゃん、大好き!」

「なっ....! い、言われなくとも分かっているのだよ」


緑間の少し紅くなった頬を見てレイは思った。


たまにはいいこと言ってくれるじゃん、おは朝。



(蟹座のあなた!今日のラッキーアイテムは『大切な人との時間』です!)

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