短めのお話
□嫉妬
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今週は仕事で日本に来ているテソン
携帯に1通のメールが入る
「今日はこのホテルに泊まっているから遊びにおいでー」
私は急いで支度をしてホテルへ向かう
いつもと違うのは乙女モードが完全に引きこもっていること
部屋のインターホンを鳴らすとニッコニコの笑顔で迎えるテソン
ギュッと私を抱きしめ、会いたかった・・・と切ない声で囁いた
普段なら私も!!とウルウルの瞳で抱きつくのだが、そんな気分じゃない
いつもと違う私の態度に気付いたテソンはどうしたの?と眉毛を下げなんとも情けない顔でソファーに座るよう促す
私の髪を撫で私が話す気になるまでじっと待つ
テソンのこういうところ本当好き
でも・・・
「新しいカバーアルバム聴いたよ」
「本当!?どうだった?」
「全部テソンの声がよく合ってて素敵だった!もともとテソンの歌なんじゃないかってくらい」
嬉しいーとまた笑う
その笑顔で許してあげたくなっちゃうけど今日はダメ
ぐっとテソンに詰め寄る
「で・・・I love youのMV視たんだけど」