頑張れ黒子くん!
□2.会いたかったです
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放課後。私はリコ先輩に呼ばれ、大我とは別で体育館へ向かった。
一緒に行けばいいんじゃないのかと聞いてみたがリコ先輩は、いいからwいいからwとニヤニヤしながら私を引っ張った。
そして、良いって言うまでちょっと待ってて、と体育館の入り口で待たされている。
リ「はい!全員集合!」
リコの声で、今まで自由にしてた行動をぞろぞろと集まる。
リ「まず、私は監督の相田リコ。ビシバシ鍛えてくから、1年生は覚悟してね!」
「え、マネージャーじゃないんすか!?」
火神以外の1年生が驚きを隠せないでいた。まぁ、当たり前の反応だよね。私もびっくりしたし。
リ「マネージャーは、今までいなかったわ。でも今年は…入ってきて!」
呼ばれた私は言われた通りに入り、リコ先輩の横に立った。
「「「うおぉぉぉ!!!///」」」
何、その反応!?
叫んだ後ザワザワと騒ぎ立てる部員を、話が進まない事に苛立ったリコが黙らせた。
リ「シャラァァップ!雪那ちゃんがキラキラぽわーんなのは分かるけど、話が進まないじゃない!後でやんなさい!」
だから、キラキラぽわーんって何?
さっきも言ってましたよね、そのワード。
リ「じゃあ、雪那ちゃん。自己紹介よろしく!」
『え…あ、はい』
なんだか、よくわからないけどとりあえず自己紹介した。
『マネージャー希望の1年、白井雪那です。皆さんが日本一になれるようにサポートします!』
「「「・・・・・・」」」
あれ?何か変なこと言っちゃったかな?
世界一ってまずかったの?まだ仮入部の分際で調子乗っちゃった!?
どうしようとアタフタする雪那に、いち早く元に戻ったのはリコだった。
リ「ごめんね、あまりにもストレートだったから圧倒されてたわ。ほら!みんなしっかりしなさい!」
「まぁ、俺たちのマネージャーに相応しいんじゃないか?」
日「あぁ。全国目指してるんだから、それくらいの目標持ってもらわねぇとな」