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□0.過去
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「照様、私は何があっても照様の味方です…。」


「僕はもうすぐ…死ぬ。
だから、最後に夏向と友達になりたい。
一度でいいから、友達のように接してくれないかな?俺の事、照って呼んでよ…。」


「…分かりました。
照、…照が殺されそうになっても、俺が必ず止めてみせるから、だから、」


「それは駄目。そんな事したら夏向が殺されちゃうよ。
どうせ僕は死ぬ運命なんだから…せめて夏向だけは生きていてほしいな。
せっかくの俺の死が無駄になっちゃうじゃん、ね?
僕が望んでいるのは彼方が僕を庇って死ぬことじゃない。
夏向が俺の分まで幸せに生きていてくれる、それだけでいいんだ。」


「俺は、俺は…。ずっと照の事が好きだった。
9歳も年が離れていて、そして照の執事という身分でありながらも…それでも照の事が好きな気持ちが抑えられなかった…。」


「やめてよ、そんな事言われたら僕、死にたくなくなっちゃう。」


「照…、俺、照と離れたくないんだ。
ずっと照の執事…いや友達でいたかった…!だから…!」


「もう戻って、夏向。もうすぐ母様が来るから…お願い。」


「分かった…、照。」




「…またね、夏向。」

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