蝶のようにふわりと

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滝のように落ちてくる雨、ゴロゴロと大きな音をたて、当たり一面を光らす雷。



ピカッと光り少女はあまりの眩しさに目を閉じたーー



目を開けて視界に広がったのは、血を流して倒れている仲間の姿。




ただただ目の前の光景が信じられなくて、唖然とする少女から



やっと出たのは悲痛な叫び。




少女の瞳の奥にうつるのは絶望という名の深い闇。




"光"を失い、"闇"に呑み込まれた少女を救ったのは



ーー"太陽"だった。





"蝶のようにふわりと"
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