扉の向こうに
□お前誰だ?
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ルフィが悪魔の実を食べたゴム人間だと知り、ムシャムシャとご飯を食べるルフィの頬を引っ張っている。
『わ。すごい』
ルフィのほっぺたで遊ぶひなたは感動している。
「おひ、やへろほ。くひずりひひゃろ!(おい、やめろよ。食いずりぃだろ!)」
『え?あ、ごめんごめん。
つい楽しくて!』
不機嫌そうなルフィとは、うって変わってひなた楽しそうである。
『いいな!あたしゴム人間なんて初めて会ったよ!』
にこにこと満面の笑みを浮かべるひなたに、ルフィは、うっ、と押し黙る。
「ひなた、ルフィで遊ぶのは後にしなさい。」
『はーい!』
「まるでルフィはおもちゃ扱いだな」
ナミ達のやり取りを見ていたゾロがツッコんだ。
ーピンポーン
夕食を終えたひなた達が、
トランプをやっていたら、インターホンが鳴った。
「んあ?」
『あ、誰か来た』
ひなたは立ち上がり玄関へと向かう。
『はーい‥‥あ、空』
「よっ」
ドアを開けると、空が立っている。
『入っていいy「ん?お前誰だ?」‥』
ひょっこり顔を出し、空を見たルフィが首を傾げる。
「お前が誰だ」
空は間髪入れずにそうツッコむ。
そのやり取りを見たひなたは、『なんか、デジャヴ‥』と呟いた。