妄想録 (番外編)
□もっと独占したいんス!!
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とある休日の体育館。
っとまあ、バスケ詰めの俺には休日なんてないようなモンッスけど。
もう暗いしー…そろそろ終わりッスかねー…
ピーーッ
俺がそう思った瞬間、可愛い可愛いマネージャーの彼女が集合の合図の笛を吹く。
あああ、笛くわえてるその尖った口を思いっきり舐め回したいッスぅぅぅ!!!!!!(←ド変態)
「集合ですっ!!」
すっかりマネージャー業が板に付いたみことっち。
ワラワラと部員が集合していくのを見て、俺も駆け出した。
「神那木、コレ…監督に……」
「サインですね。了解です」
「…………おう」
相変わらず女子とまともに話せない笠松先輩は、細かい文字でギッシリなプリント数枚をみことっちに渡した。
それを見てカチンとくる。
「なんでちょっと慣れちゃってるんスかー……」
サインもらうとかちゃんと言わないとわかんない動作ッスよね!?
なんで通じるようになったんスか…
部に慣れるのは良いことッスけど……。
「監督、お願いします」
「ああ。最近精が出るな。これからも頑張れよ」
「え?あああ…はい、ありがとう…ございます…」
照れちゃダメぇぇぇ!!!!!!みんな惚れちゃうッス!!!
別に喋るなとは言わないけど…!
ほどほどにしてほしいッス…!!!
妄想、ティップオフ!!!
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