-妄想合いっ子-
□十話「その後の彼ら」
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「ちょ、うわ、あれってモデルの黄瀬涼太じゃない!?」
「ほんとだ!!うわー実物超かっこいー」
「あれー?隣に女の子いるよー?」
「うわ、マジだ。ないわー………って、んん!?」
「まって、めっちゃくちゃ綺麗じゃない…!!」
「思った…!!何あの小動物!!っていうか肌白っ!?かわいー…」
「…うーん」
「?涼太くん、どうかした?」
「いや、何でもないッスよー」
俺が街中で人に注目されてるのはいつものことだし…別にいいんスけど…
「うわ、あれ黄瀬涼太じゃん!!やっべゲーノージンだぜゲーノージン!!!」
「あ、待て、隣の女の子めっちゃ可愛いぞ!!」
「やっべえ、あの子もモデルか何かなのか…!!?」
「………チッ」
「…やっぱりどうかした?」
「いや、男共がみことっちを見てるから……」
「き、気のせいだよ…!!」
久しぶりの私服デートだっていうのに…!!
でも……
「可愛いッスね〜私服のみことっち!!」
「そ、そう、かな…?」
もじもじと服の裾を持って照れるみことっち。
天使すぎて眩しいッス……!!
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