-妄想合いっ子-
□九話「それからのはじまり」
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神那木みことの場合
あの時見た黄瀬君の夢。
「あれって予知夢…?」
いや、そうじゃないな…暗示?でもないし……
まあ何であれ…
「もっかい見たいなー……」
いや、寂しい思いをしたいとかじゃなく、黄瀬くんにあんな感じの事をもっと言われたい。
…………っていうか私、どれだけ黄瀬くんのこと好きなんだろ
でも、嬉しかったし…ああいうのをもう一度見れたらそれ以上幸せなことはない。
あ。
「見れなきゃ想像でカバーすれば……!」
そうだよ!私には物語を考える頭脳が一応あるんだし…!!
なんなら自分の小説を書いちゃえばいいんじゃ…!?
よーし、早速試しに…!えーっと………
〜これが『妄想』だと気づくのは、一週間後のことである〜
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