-妄想合いっ子-
□閑話「文芸小町先生の解説」
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「そんなこともあったねえ」
シェイク美味しいです。
「あのとき俺めっちゃ落ち込んだんスよ!?」
「うう、ごめんなさい……!」
「可愛いから許すッス!!」
今、私と涼太くんは部活帰りにマジバへ来ています。
「っていうか、ずっと疑問だったんスけど」
「なあに?」
「あの『それは、文芸古町としての私ですか』って言葉……どゆことッスか??」
「あー…過去に2,3人いて。私の作品目的で交際を申し込んだ人が」
その言葉にガタッと立ち上がる涼太くん。
「初耳ッスよ!?なんスか!?俺と付き合う前に付き合ってたヤツがいるんスか!?」
涼太くんは離すまいするように私の肩をガシッと掴む。…痛い痛い。
「つ、付き合ってたんじゃなくて、告白されてフった人…?っていうのかな…」
「なんだそーゆーことッスかー」
うわあ、いい笑顔ー…
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