-妄想合いっ子-
□三話「知らなかったのだ」
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「そだ」
家に帰ってまったりしていると、ふと思った。
帝光中に3年いるのに、全中連覇したバスケ部レギュラーを知らなくていいんだろうか。
もうすぐ卒業なのに今更、というのはわかっていたけど、一応知っておかねば。
部屋のパソコンを立ち上げて、指をキーボードに滑らせる。
『帝光中学校 バスケットボール』
エンターキーを二回押して、検索履歴をみると、見慣れない単語が一つ。
「"キセキの世代"……?」
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