-もっと!妄想合いっ子-
□一話「もっと、お役に立ちたい」
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ピーーーーッ
「65対63でAチームの勝利です!」
あざっしたー!!と、運動部特有の威勢の良さが出てくる。
ここは海常高校、もっと言うとそのバスケ部練習中の体育館だ。
私はここで、文芸部と掛け持ちということで選手のサポート、所謂マネージャーをしています。
しかし…
やっぱりインターハイがもうすぐだから、気合い入ってるなー…
特に
「…………ふぅ」
彼は黄瀬涼太くん。
キセキの世代の一人で、とってもすごい人なんですよ。
現在お付き合いをしてます…なんか照れるな。
「お疲れ様。はい、タオルとドリンク」
「あ、さんきゅッス。みことっち」
疲れてるはずなのに、私に笑顔を見せてくれる涼太くん。
「あれ、ちょっと今日のドリンク…いつもより飲みやすいッスね」
「あっ、わかる…?最近練習がハードだから味を若干濃いめにしてみました」
こういう細かいとこに気づいてくれるのはすごく嬉しい。
ううー…やっぱり大好きなんだなー…(←ベッタ惚れ)
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