問題児と自由な人

□ギフトゲーム
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「「「「ギフトゲーム?」」」」



「そうです!
既に気づいていらっしゃる
でしょうが、
御四人様は皆、
普通の人間ではございません!

若干一名不安ですが……

まあ、その特異な力は
様々な修羅神仏から、
悪魔から、精霊から、
星から与えられた恩恵でございます

『ギフトゲーム』はその
W恩恵Wを用いて
競いあう為のゲーム。

そしてこの箱庭の世界は
強大な力を持つ
ギフト所持者が
オモシロオカシク生活できる為に
造られた
ステージなのでございますよ!」


両手を広げて箱庭を
アピールする黒ウサギ


「まず初歩的な質問からいい?

貴方の言うW我々Wとは
貴方を含めた誰かなの?」


「Yes!異世界から呼び出された
ギフト所持者は箱庭で
生活するにあたって、
数多とあるWコミュニティWに
必ず属していただきます♪」


「嫌だね」

「縛られるのは嫌いだ」

「属していただきます!

そして『ギフトゲーム』の勝者は
ゲームのW主催者(ホスト)Wが
掲示した賞品をゲットできる
という
とってもシンプルな
構造となっております」


「……W主催者Wって誰?」


「様々ですね。
暇を持て余した修羅神仏が
人を試すための試練と称して
開催されるゲームもあれば、

コミュニティの力を誇示
するために独自開催する
グループもございます。

特徴として、
前者は自由参加が多いですが
W主催者Wが修羅神仏なだけあって
凶悪かつ難解なものが多く、
命の危険もあるでしょう。

しかし、見返りは大きいです。

W主催者W次第ですが、
新たなW恩恵(ギフト)Wを
手にすることも
夢ではありません。

後者は参加のためにチップを
用意する必要があります。

参加者が敗退すれば
それらはすべてW主催者Wの
コミュニティに寄贈される
システムです。」


「後者は結構俗物ね……
………チップには何を」



「それも様々ですね。

金品・土地・利権・名誉・人間・……………そしてギフトを
賭けあうことも可能です。

新たな才能を他人から
奪えばより高度なギフトゲームに
挑む事も可能でしょう。

ただし、ギフトわ賭けた戦いに
負ければ当然ーーーーー

ご自身の才能も
失われるのであしからず」


黒ウサギは愛嬌たっぷりの笑顔に
黒い影を見せる。
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