【ハリポタ】引きこもりの不良VS完璧男子【完結】

□九話
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「…このままでいいのかな」


リドルが来なくなって1ヶ月くらいがたった。彼は今、どこでなにをしているのだろうか



彼が来なくなったのはもうここにくる必要がないから?それとも親友と仲を深めたからかな。ううん愛を知らないやつはそんな必要はない。どうせ利用するんだろうなぁ


てかあいつが来なくなってせいせいした。毎日しつこく朝起こしに来ないじゃん。もう奴隷じゃなくていいじゃん
でも―…



『寂しい』



そんな言葉が私を横切る。ありえない…ありえない寂しくなんかない。あいつに対して好意を抱いてるとか…




「それはありえないって絶対に言えるのかい?」


そこにはリドルがいた。そして何故か彼はさわやかな笑顔だった
彼の手には優しく握られた二つの花…それは真っ赤な薔薇と真っ白な薔薇だった。



「…ねえ、知ってる?白い薔薇は『あなたはわたしにふさわしい』、赤い薔薇は『あなたを愛しています』っていう花言葉があるんだ。



―――言いたいこと、わかる?」


リドルが言ったことはとても彼の口から出る言葉ではなかった。彼が『愛』を知ったなんて――……


「あれから僕、愛を知らなくてオリオンたちに君に対して思っていることについて聞いたんだ。そしてわかった。
あのムズムズするこの胸の病は君に恋しているということなんだって…」



「あ、あんたなにを…」

リドルは普段大人というイメージがあるが今の彼はとても愛に対し正直だった


そしてまたさわやかな笑顔で
「もちろん答えはYesだよね?」と言った。


私はフッと笑い、笑顔で答える。



「決まっているじゃない!Yesよ!」

私はリドルに飛び付いた。そして甘い甘い口付けをする



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二人は笑いあい、永遠の愛を誓いました。


そして彼も『愛』を知り、世界を支配するなんてことは二度と考えませんでした。




めでたし、めでたし

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