【ハリポタ】引きこもりの不良VS完璧男子【完結】

□三話
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「ん…いい目覚め、じゃないなぁ誰かさんがいて。」


目が覚め、周りを見渡すのが日課のようになっていた私は真顔でそこにいた誰かさんの顔を見ながら言った。



「そうかそうか。授業に行こうか」




「え?嫌だし。人が多いのは入学式に嫌だと悟った、死ぬ」



この私の言葉をあいつが普通にスルーし、授業に行こうかなどと口をきくとかありえない。
まず大勢の空気を吸うのはあまり好きではない気がするので絶対になんか嫌なのだ。何か、うん。



何故この学校に来たかって?
無理矢理だよ無理矢理
あ、ちゃんと入学許可書きたよ?


そんなことを思っていると、リドルがいきなり綺麗な両手で私の両肩を掴んだ。
表情を確認すると、彼の顔は真面目な顔をしていた。



「…愛の告白かな?でも残念ながら私は彼氏とか受け付けてな………」




「賭けをしないか?」
リドルは真剣な顔を変えずに言った。



「賭け?内容は?(今日はスルー運が高いな)」



しばらくリドルは考え込むとすぐに思い付いたような顔を見せた。考えずに言うとかこいつなんなのよ最初から内容決めときなさいよ



「君が授業に参加したら僕の願いを1つ聞き、君がそのまま授業に参加しなかったら君の願いを1つ聞いてやろう。」


名案だろうとドヤ顔でいう彼には超余裕という文字しかイメージが浮かばなかった。
だが引きこもるだけという簡単な方法をするだけで賭けに勝つことが出来るし、彼に願いを1つ聞いてもらうことが出来る


「「私の(僕の)勝ちだな………あ。」」



見事にハモってしまった。こんなナルシストとハモるとか人生終わってる私は死ぬべき?




「とりあえず聞きたいことがあるから聞いていいかな?」



「どうぞ」


「女子の部屋に入るとかすごいね」


「だろう?かなり苦労したんだよ」



「ふーん…出ていけば?変態。」


結局リドルは出ていこうとしなかったため無理矢理外に押し込んでこられないようにした。

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