【ハリポタ】引きこもりの不良VS完璧男子【完結】

□二話
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――次の日



「ねえ優等生。何で私に絡むの?」


私は疑問に思っていたことを口にした。


「君が授業に参加しない不良だし、みんなの足を引っ張っているからクソ寮監に頼まれたんだよ」


「あ。ボイスレコーダーに録音しちゃった」


何で絡むか聞いただけなのに、教師の愚痴までつけられたのか。心を少し開いたかは知らないけどちょうど良かったから録音しといた。

「君ごときに弱味を握られるとか最悪だ…しかもマグルが使うものなんてお互いに持つべきもんじゃないよ、とりあえず消せ、劣等生」


若干口調を焦らせながらも言うリドル。


「やだね優等生。それより今は平日の午前10時…はやく授業に行かないと評価が下がっちゃうよ?いいの?」



ちなみにこれは彼のためを思って言っているわけではない。一人でのんびりするほうが楽だからだ
どうせテストは満点、さすがチートキャラな劣等生。まるで私はどこかのラノベみたいだ。

そんな考え事をしていると、リドルは営業スマイルではなく、闇スマイルで前に迫ってきていた。


「は・や・く・消・せ。身のためだよ、劣等生」




「威圧がやばいな優等生くん…でもこんなレアなの消すわけないでしょ売るよ」




ちょっとしたジョークを交えつつ言うと彼の殺気は最高潮に達していたので一言付け足すとしよう。



「やっぱりどうでもいいし…
ほら、削除しなよ」

ひょいっと投げるとリドルは当然かのようにキャッチし、約1秒くらいで消した。それほど彼のプライドが許さなかったのだろう
あと少しで金が増えたのだがまあいいとしよう


「ありがとう…感謝するよ。最近写真とかが出回っていててね、これ以上広まるのは避けたいし」

とリドルは溜め息をつくように言った。


最近そういうやついるもんなぁ…あれ?これやったのって……



「あ、それ私だわ」




「どうやら君は悪いところしかないようだね…」


再び殺気がリドルのまわりにまとわりつき、背後にはジャパニーズマグルで有名な鬼というやつがいた。



「いや、テストの点数とか実践的なものは私の方が上だよ?アバダってもいいよ?」



「…こいつは躾のしようがないな、逆にアバダれない」




「ふふっ、やめちゃえば?諦めなよ。腹黒い優、等、生、さん?」



「もちろん。劣、等、生、ごときに引き下がらないし?」



私は上品にふふ、と笑いながら挑発をすると彼はプライドが許さないらしいのか乗ったらしかった。


一年生になったばかりなのに早速変なやつに私は目をつけられたようだ。まぁ寝まくってたからしょうがないけど

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