小説

□暁学園高等部!其の三
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音学園内。

?「サスケ〜!また同じクラスだからよろしく〜!」

?「サスケ〜!また同じクラスだからよろしく〜!」

ガバッと、両手をそれぞれ違う人間につかまれる。

サ「・・・お前たち、離れろ。」

?「だとよ水月!てかウチの真似するな!」

水「やだね。香燐が離せば離すけど。真似は嫌がらせだよ。」

サ「いいから離せ!」

香・水「えー。ヤダ。」

サ「・・・チッ。」

諦めたのか、不機嫌そうに舌打ちするサスケ。

?「いい加減にしろ、2人とも。」

?「サスケも機嫌直してくれ。」

サ「重吾に君麻呂か・・・。助かった・・・。」

水「あっれー生徒会の仕事終わったの?」

香「君麻呂、お前は身体大丈夫か?」

重「ああ、今日は珍しくな。」

君「まぁ、無理をしない限りは大丈夫だ。」


サスケとはイタチの弟、うちはサスケである。

寮生がほとんどの音学園において、珍しく自宅通いの生徒だ。

自宅と言っても、イタチと同じくマダラの別荘の一つだが。

香燐はうずまき一族の人間で、前述のように、長門やナルトとは遠縁にあたる少女で寮で生活している。

水月は鬼灯水月というのが本名の少年だ。

霧学園に兄がいるらしい、寮生活の人間である。

重吾は本名を越智重吾といい、一時期ひきこもりだったが無事登校してきているようだ。

当然、彼も寮生活である。

君麻呂は音学園の生徒会長であり、寮の生徒代表もしている。

本名はかぐや君麻呂といい、重吾とは親友である。


水「それはそうと、イタチはともかく、マダラとも同居してるんだろ?大丈夫なの?」

サ「ああ、別に問題ない。和解してるしな。むしろ、ほかの一族とかと同居する方が気まずいな・・・。」

香「?イタチは仲悪いって聞いているが、サスケもか?」

サ「イタチとの不仲のツケがオレにくるんだよ。」

香・水「・・・ああ・・・納得。」

重「大変だな。」

君「財閥は大丈夫なのか?普通に考えたら跡継ぎはイタチだろう。」

暗に、サスケを後継ぎにしようと持ち上げる輩の存在を示唆している。

サ「だから、オレも家出したんだろ。つーか、オレは最初からイタチに押し付けるつもりだった。」

水「君らしいと言えばそうだけど・・・まさかイタチも君に押し付けようとしてたりして。」

サ「ジジイ(マダラ)が無理にでも阻止するだろ。イタチも自分から仕事手伝っているしな。よほどのことがない限りアイツが継ぐだろ。」

香「アタシは今世もサスケについて行くからな!」

水「うわぁ。」

君「君にはいくらでも道があるから大丈夫だろう。」

重(俺たち一応、中学生だよな・・・。)
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