小説

□暁学園高等部!其の二
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デ「イタチ―!あいつ本当にお前の祖父か!?うん!」

イ「・・・そうだが、どうかしたか?」

デ「若過ぎだろ!幾つだよ!!うん!」

マ「今年で還暦(60歳)だ。」

デ「うわぁっ!?びっくりしたぁ!つーか、見えねぇよ!どう見たって40前後だぞ!うん!!」

マ「うるさい。廊下で騒ぐな。特に何かしているわけではない。自然とこうなった。」

イ「確かに言われてみれば、還暦には見えないな。」

デ「疑問に感じてなかったのかよ。うん。」

ギロリとイタチに睨まれたデイダラは急いで話題を変えた。

デ「それでアンタ、マジで理事長なんてやってんのか?」

確かに、とてもかつてのラスボスとは思えない。

これに答えたのはイタチだった。

イ「まさか。今回はオレと小南が引きづり出した。普段は本職の会長業で世界中飛び回っているさ。」

マ「なんだその言いぐさは。忙しい身の上で挨拶の為だけにきてやったというのに。」

デ「ま、マジすか・・・。お疲れ様です。うん。」

イ「それに関しては礼を言う。おかげであの忌々しいお面を見ずに済んだ。」

マ「・・・素顔の時はそうでもないのに、仮面をつけているときだけやけに嫌っているな。」

イ「仕方ないだろう。拒否反応だ。」

デ「ひどっ!でも気持ちは分るぞ、うん。」

マ「頼むからこれ以上面倒事に巻き込むな。それとあくまで、取引だ。頼んでおいた仕事はやっておけ。俺は仕事に戻る。」

どうやら、仕事の一部を引き受けることを条件に呼び出したらしい。

デ「えーと、お疲れ様っす。うん。」

イ「分かってる。」
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